若隆元「良い稽古できた」 大相撲・荒汐部屋、福島の夏合宿終了

 
関係者に感謝を述べる荒汐親方(右)ら=25日朝

 福島市出身の力士、若隆元、若元春、若隆景の「大波3兄弟」が所属する相撲の荒汐部屋が同市で行っていた「福島夏合宿」は25日終了した。同日朝、宿舎となった吉井田学習センターでは、力士らが関係者に感謝を伝えて帰京した。

 大波三兄弟福島後援会の会員や市職員らが見送る中、代表して荒汐親方(元幕内蒼国来)が「期間中は大変お世話になりました」とあいさつした。力士たちも謝意を示しつつ、9月10日初日の大相撲秋場所(両国国技館)での活躍を誓った。

 若隆元は「福島の人々と触れ合い、大変良い合宿と稽古ができた。秋場所はしっかりと頑張りたい」と意気込んだ。福島市での10年ぶりの合宿は18日から始まり、市相撲場での朝稽古や地元の小中学生らとの交流を繰り広げた。