若松でクマ被害、農業ハウス破損 爪痕のような傷、苗木倒れる

 

 27日午前5時40分ごろ、会津若松市北会津町宮袋の田畑にあるビニールハウスで「住民のハウスが荒らされているようだ」と地元の行政区長から会津若松署に通報があった。同署はクマによる被害とみて現場周辺を警戒している。同署やハウスの所有者によると、ハウスにはクマの爪痕のような傷があり、中の苗木などが倒されていたという。

 近くの田んぼや畑にはクマの足跡があった。被害に遭ったのは26日午後6時~27日午前5時ごろの間とみられる。散歩中の住民が、ハウスが破られているのに気付いた。

 ハウス内ではキュウリを育てており、所有者の男性は「約1カ月の間に、3回ほどクマの足跡が発見された。どうやって被害を防げばいいのか」と話した。