美里町議、パワハラか 職員の服装に声荒らげる、食事会出席時

 

 会津美里町の町議(66)が町議会事務局の男性職員に対し、パワハラと受け取れる言動があったとして、町議会が調査していることが28日、分かった。

 町議会によると、総務厚生常任委員会が7月11~13日に行政調査で新潟、富山両県を訪れ、男性職員が同行した。町議は、11日夜に新潟県で開かれた食事会の際、半袖のTシャツのような上衣と短パン姿で出席した職員に対し「その服装はないだろう」などと声を荒らげたという。食事会には町議8人と職員1人が出席していた。

 職員は精神的ショックを受けたとして、町議会と町に報告。町が7月27日、町議会に調査を申し入れた。その後、町議は「パワハラだった」と認め、本人に直接謝罪した。

 町議会は28日、全員協議会を開き、現状を報告した上で、調査を続ける方針を確認した。

 町議は福島民友新聞社の取材に、食事会について「研修(行政調査)の一環だ」との認識を示した上で「常識から外れた仕事の場に適さない服装だと思って発言した。別の伝え方をすれば良かったと反省している」と語った。