「トリチウム」4回連続不検出 東京電力、第1原発周辺10地点
東京電力は28日、福島第1原発周辺の半径3キロ以内の海域10地点で27日に採取した海水のトリチウム濃度を分析した結果、全ての地点で検出限界値(1リットル当たり10ベクレル未満)を下回ったと発表した。処理水の海洋放出後に4回連続で不検出となり、放出停止を判断する基準(1リットル当たり700ベクレル)を大きく下回っている。
また東電は、28日の海側での海水採取について、台風接近に伴い波高が約1.2メートル以上となり、作業員に危険が及ぶとして8地点での採取を中止した。陸側から採取した2地点の海水で分析を行っており、29日に結果を公表する。放出前のトリチウム濃度が安定して放出の基準である1リットル当たり1500ベクレル未満を下回っているため、放出は継続している。
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