新型コロナ急増...内堀知事「第9波」 感染対策徹底を呼びかけ

 

 内堀雅雄知事は29日の定例記者会見で、本県の新型コロナウイルス新規感染者と入院患者が急増している状況を受け「(感染拡大の)『第9波』の状況にある」との見方を示し「社会活動や経済活動、交流活動を持続できるように感染対策を続けたい」と述べた。

 県内82カ所の定点医療機関で14~20日に把握した新規感染者は9週連続で前週を上回っており、1定点当たりの感染者数は25.27人で、前週より2倍近く増えた。全国平均の17.84人を上回っている。感染者の増加に合わせて入院患者も増えており、23日現在、457人(前週比158人増)が入院し、このうち重症者は3人(同3人増)。確保病床(623床)使用率は41.1%(前週比16.2ポイント増)だった。

 内堀知事は「感染拡大が続けば、医療機関への負荷が高まる。発熱や喉の痛みなど普段の体調と異なる場合には出勤や登校を控えるなど、外出に留意してほしい」とし、換気や場面に応じたマスク着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけた。