郡山のフェスタ、また3年後... 建て替えへ営業終了

郡山市日和田町の郊外型ショッピングセンター「ショッピングモールフェスタ」は、建て替えのため31日でいったん営業を終了した。同日は本館閉店後にセレモニーが行われ、店舗関係者が1996年の開業後の27年余りの歴史を振り返りながら来場者に感謝の思いを伝えた。
セレモニーを前に店舗関係者が出口で来場者を見送り、記念品を手渡した。セレモニーでは施設を運営する日和田ショッピングモールの野木正徳社長が「最終日に多くの人に足を運んでいただき感謝。新店舗は子どもからお年寄りまで楽しめ、地域の防災拠点となる施設にしたい」と述べた。
郡山交響楽団の演奏などに続いて店舗関係者が入り口前に整列し「27年間のご愛顧、誠にありがとうございました」と来場者に最後のあいさつをした。
この日は別れを惜しむように多くの買い物客が訪れ、各テナント前には行列ができた。郡山市の主婦宇佐見麻衣さん(32)は「子どもが小さいころから毎日といっていいほど足を運んできたので寂しい。新店舗はテナント数を増やし、子どもが安心して楽しめる施設にしてほしい」と期待を込めた。
建て替え後の新店舗は、店舗面積が県内最大の7万平方メートルとなる見通しで、2026年9月の開業を見込んでいる。営業終了後も、一部店舗はフェスタ敷地内と、同市のイオンタウン郡山内の2カ所に設ける仮設店舗「フェスタ ヴィレッジ」に移り営業を継続する。営業を続けるのは計18店舗で、移転後の営業は今月15日以降に順次始まる予定。
- 処理水、2回目放出準備始める 福島第1原発、海水で薄め水槽に
- 「伊達橋」復旧、26年以降か 東北整備局、24年入札・工期2年
- 福島交通、飯舘村役場乗り入れ 路線バス、住民来庁の利便性向上
- 【速報】東北サファリパークを家宅捜索 業務上過失致死疑い
- 震災乗り越えた人...新型コロナ対策に順応 福島医大・研究チーム
- 福島医大、ベンチャー称号贈る 血液中の抗体から分析の企業に
- 衣替え始めました!福島成蹊高 ブレザーや学生服の生徒ら登校
- トラフグ「福とら」初水揚げ 相双沖ではえ縄漁、県内外出荷へ
- 楢葉町「ユズ買います」 町内家庭から、農業再生へ特産品使用
- 双葉で働く、潮流つくる 浅野撚糸社長、進出で「奇跡起きた」