電動キックボード貸し出し 郡山で実証実験、渋滞緩和など目指す

実証実験が始まった貸し出し電動キックボードに乗る学生=1日午前9時45分、郡山市・FSGカレッジリーグ
郡山市は1日、JR郡山駅西口を中心とした市街地で電動キックボードを貸し出す実証実験を始めた。機動性の高い電動キックボードで街中の活性化を目指す試みで、交通渋滞の緩和や二酸化炭素排出量の削減などにもつなげたい考えだ。
15台を導入し、同駅前西口広場や市役所など市内5カ所に駐車場を設けた。全地球測位システム(GPS)を活用して利用情報を収集し、自動車の代替になるかどうかや、走行しやすいルートなどを調査。導入の可能性を検証する。マイクロモビリティサービス「BIRD」を展開するBRJ(東京都)が市から委託を受け運営する。
この日は同市の国際情報工科自動車大学校で学生が試乗した。3年の板倉正弥さん(21)は「最初は操作が大変だったが慣れると楽しいし、気持ちがいい。いつも駅から歩いて登校しているので通学に使ってみたい」と話した。
実証実験の期間は11月30日まで。料金は最初の1時間は100円、それ以降は1分5円。利用対象は16歳以上で、貸し出し時間は午前6時~午後10時。専用アプリ「BIRD」で登録し、交通ルールのテストを受ける必要がある。乗り方の詳細は市ウェブサイトで確認できる。
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