農業団体名義口座から123万円横領疑い 元楢葉町職員を再逮捕

 

 元楢葉町職員による公金横領事件で、双葉署は1日午前7時35分ごろ、業務上横領の疑いで秋田県井川町、元楢葉町職員の自称アルバイト容疑者の男(47)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は2019年8月上旬から同年10月下旬までの間、同町産業振興課の業務として管理していた農業団体名義の金融機関の口座から、複数回にわたって現金を引き出し、約123万円を自己名義の口座に入金して横領した疑い。容疑者は8月26日、同様に農業団体の金融機関の口座から約523万円を横領したとして同署に逮捕されており、逮捕は2度目。

 町は21年9月、容疑者を懲戒免職処分とした。町土地改良区と町が容疑者に損害賠償を求めた訴訟では、地裁いわき支部が昨年4月、請求通り約4200万円を支払うよう容疑者に命じている。