美しい自然...未来に 南会津でふくしま植樹祭、500人が思い新た

 
美しい自然の継承を願って苗木を植樹する参加者=3日午前、南会津町

 第6回ふくしま植樹祭は3日、南会津町の会津山村道場で開かれた。参加者が植樹活動に汗を流し、本県の美しい自然を次世代につないでいく思いを新たにした。県、町、県森林・林業・緑化協会、福島民友新聞社などでつくる実行委の主催。

 2018年に南相馬市で開催された全国植樹祭の理念継承が目的。今回は県内各地から約500人が集まり、ブナやカエデ、ヤマザクラなどの苗木約2000本を植えた。動物と人との行動範囲を分ける「緩衝帯」を整備するため、細い木を切るなどの育樹活動にも励んだ。

 緑の少年団で活動する菅家煌大(こうた)さん(伊南小6年)、馬場心暖(こはる)さん(同)は「作業は楽しかった。自然を大切にしたい」と話した。

 開会式で佐藤宏隆副知事が「本県の美しい森林を後世に引き継いでいきたい」とあいさつ。渡部正義南会津町長が歓迎の言葉を述べた。17年度ミス日本みどりの女神野中葵さん(須賀川市出身)、本年度ミス日本みどりの大使上村さや香さんが一緒に植樹した。福島民友新聞社からは菊池克彦常務が参加した。