1カ月ぶり通行可能に 東北中央道・霊山-伊達中央IC間

 
通行規制解除された「相馬福島道路」霊山―伊達中央IC間。崩落した斜面にはモルタルで覆うなどの応急復旧工事がされていた=6日午前、伊達市保原町

 斜面が崩落した影響で通行止めが続いていた東北中央道「相馬福島道路」霊山―伊達中央インターチェンジ(IC)間(延長7.4キロ)について、福島河川国道事務所は6日午前10時、通行規制を解除した。斜面をモルタルで覆うなどの応急復旧工事が完了し、通行の安全性が確保された。約1カ月ぶりに通行が可能となった両IC間では、行き交う車両が目立った。

 同事務所は、8月17日に応急復旧工事に着手。下り線側にある崩落現場をモルタルで被覆したほか、鋼製の防護策を約60メートルにわたって設置した。崩落現場周辺の約1キロの区間については、上り線の走行車線と登坂車線を使っての対面通行となっている。

 両IC間では、8月3日ごろに斜面の崩落が発生し、同日から通行止めとなっていた。同事務所は今後、崩れた斜面の整備など本復旧への工事を進める方針だ。完了時期などは未定という。