郡山で粗大ごみ持ち去り 外国人か...処分料かたり5000円要求

 

 福島県郡山市田村町で5日、外国人とみられる男が、市の指定業者が回収するはずだった粗大ごみを持ち去った上、住民から処分料名目で5千円を受け取る事案が発生した。市は事前に回収の申請を受けた粗大ごみを無料で処分しており、注意を呼びかけている。

 市によると、5日午前7時半ごろ、住民が自宅の敷地内に粗大ごみを出した際、トラックで来た男から片言の日本語で声をかけられた。男は粗大ごみ5個のうち金属製品2個を回収しようとしたため、住民は全ての回収を求めたところ5千円を請求され、支払ったという。この住民は市に対して事前に回収を申し込んでいた。

 市3R推進課は「クーリングオフなどの説明や契約書の交付がされておらず、特定商取引法違反の疑いがある」とし、注意を呼びかけている。市によるとこのほか、同市田村町では本年度に入ってから、市の指定業者が回収した粗大ごみの個数が予定より少ない事案が2件報告されている。