平成の黄門さま...永遠に、西郷にも「渡部恒三さん」等身大銅像

 
西郷村内に設置された渡部恒三さんの等身大銅像

 衆院副議長を務め、2020年8月に88歳で死去した元民主党最高顧問の渡部恒三さん=南会津町(旧田島町)出身=の銅像が西郷村の恒友会館に設置され、9日、現地で除幕式が行われた。

 会館は渡部さんが県南地方の活動拠点として使っていた。銅像は等身大で、数十年前に渡部さんの知人が2体を制作した。当時、渡部さんが「銅像は亡くなってから作るもの」と話していたため、しばらく表に出なかった。もう1体は会津若松市の渡部恒三記念館に設置されている。

 式では発起人代表で渡部さんのおいの佐藤雄平前知事が「政治力が高く、たくさんの方々に愛された」とあいさつした。笹川平和財団上席研究員を務める長男の渡部恒雄さんが「県南の皆さまに父がお世話になったことを実感した」と感謝の言葉を述べ、関係者がテープカットした。