狩衣姿の騎手、堂々と的射抜く いわき・飯野八幡宮で流鏑馬神事

 
神社前の市道で4年ぶりに行った飯野八幡宮流鏑馬神事

 飯野八幡宮は10日、いわき市平の同神社で伝統行事「流鏑馬(やぶさめ)神事」を行った。狩衣(かりぎぬ)姿の騎手が馬上から次々と的を射抜くと、集まった観衆が盛んに拍手を送った。

 流鏑馬神事は県の重要無形民俗文化財に指定されており、同神社前の市道で行うのは4年ぶり。狩衣や飾りのついたかさなど身にまとった騎手が3カ所の的を次々と射抜いた。また沿道の観衆へ馬上から縁起物のショウガや扇子をまいた。

 23日午後2時からは、流鏑馬神事のほか、平一中卒業生によるイベント「けやきミュージックフェスティバル」を行う。18組約100人が出演してバンドや太鼓演、ダンスなどを披露する。

 会場の境内には飲食コーナーも設ける。