須賀川出身の新十両・高橋、連勝発進、母観戦「声援、感慨深い」

 
テレビの前で高橋の取組を見守る市民ら=10日午後、須賀川市・テッテ

 大相撲秋場所に新十両として臨んだ須賀川市出身の高橋(24)=本名高橋優太、二所ノ関部屋=は初日の10日、2日目の11日と連勝で発進した。

 母則子さん(50)は好調な滑り出しに「今後も星を伸ばして、多くの人に喜んでもらえる相撲を取ってほしい」とエールを送った。

 則子さんは応援のため家族で初日の両国国技館に足を運び、「高橋」と書かれた自作のタオルを持って取組を見守った。高橋が土俵に立つと観客席から高橋を応援する声が上がったといい、則子さんは「化粧まわしを身に付けた姿や多くの人から応援される息子を見て、感慨深い気持ちになった」と話した。

 地元住民見守る

 須賀川市交流センター「テッテ」では10日、市民らが高橋にテレビを通して声援を送った。取組を見守った熊谷恵子さん(73)は「普段は相撲はあまり見ないが、高橋が登場するので応援した。これからも応援していきたい」と話した。

 若元春にもエール、福島駅でPV

 福島市のJR福島駅西口駅前広場の大型ビジョンでは10日、市民らが福島市出身の関脇若元春を応援するため、初日の取組に熱視線を送った。大波3兄弟の父、大波政志さん(56)や「大相撲大波三兄弟福島後援会」の会員らも駆け付けた。大波さんは「一つでも上を目指してほしい」と期待した。