「郡山総合体育館」着工遅れ 改修工事、利用再開は25年4月に

 

 郡山市の宝来屋郡山総合体育館の改修工事について、市は12日、工事開始が当初計画の今年10月から5カ月遅れの来年3月となると発表した。工事の遅れに伴い休館期間も先延ばしとなり、来年2月末まで利用できる。

 設計作業などを進める中、建築基準法や消防法施行令に適した設備が必要となることが判明。排煙設備やスプリンクラー増設工事を加えるためで、着工後の利用再開時期は当初の計画よりも半年遅れの2025年4月になる。

 工事内容の変更に伴い、事業の契約金額は6億5300万円増の104億3100万円になる見込み。市は関連議案を19日開会の9月議会に提出する。

 改修事業では、公共施設の建設や維持管理などに民間の資金や経営能力を活用する手法「PFI」を採用している。