いわきFC、浜の復旧に全力 豪雨被災地、スタッフが片付け作業

 
泥のかき出しを行う大倉社長(右)らいわきFCのスタッフ =12日、いわき市内郷内町

 サッカーJ2のいわきFCを運営するいわきスポーツクラブ社長の大倉智さん(54)らスタッフが12日、記録的豪雨で被害を受けたいわき市でボランティア活動した。浸水した住宅などで片付け作業に汗を流した。

 スタッフやコーチなど26人が参加。被害が集中した内郷地区で3グループに分かれて作業した。大倉さんは内郷内町の熊坂行夫さん方(74)で、浸水した住宅の床下や庭などに入り込んだ泥をかき出した。

 熊坂さん方は高齢者の2人暮らし。東京から手伝いのため戻っていた長男圭吾さん(42)は「泥の多さに絶望していたので、手助けは本当に心強い」と笑顔を見せた。

 大倉さんは東日本台風の際もボランティアに参加したが「今回は想像していた以上の被害となっている」と話し「スポーツクラブとして地域のためにやれることをしていきたい」と語った。