よさこい通し「国際交流」 中島中生、修学旅行でマレーシア訪問

 
日本文化を伝えようと、よさこい「夢煙火」を披露する中島中の生徒ら

 【マレーシア・サバ州コタキナバル市=白河支社・小山璃子】修学旅行で4年ぶりにマレーシアを訪れている中島中(中島村)の3年生は12日、マレーシア・サバ州コタキナバル市のイナナム・セカンダリー・スクールを訪問した。生徒たちは現地生との交流を通して、両国の文化の違いを体感した。

 語学研修や現地生との交流などを目的に、同スクールを訪問。生徒たちが到着すると、マレーシアの民族楽器コンパンの演奏で盛大に出迎えられた。

 交流会では日本の文化を伝えようと、この日のために練習したよさこい「夢煙火(ゆめはなび)」を現地生ら約120人の前で披露した。黄色の法被を身に着けた生徒たちは勇壮な音楽に乗せて、迫力の演舞を繰り広げた。

 現地生は初めて見るよさこいに大きな歓声を上げた。最前列で踊った実行委員の矢内真央さん(14)は「思ったよりも反応が良くてうれしい。準備してきたかいがあった」と充実した表情を見せた。

 現地生も伝統舞踊「ランパイヤー」を披露。生徒たちの訪問を歓迎した。

 会場の体育館には、マレーシアの文化を体験できるブースも設けられた。生徒たちはマレーシアの民族衣装を身に着けたり、楽器を演奏したりしたほか、現地生と写真を撮り合うなどして親睦を深めた。塩田樹さん(14)は「マレーシアの人たちはとても積極的だった。もっと英語の勉強を頑張ろうと思った」と話した。

 訪問後は国立サバ大に向かい、観光を学ぶ大学生6人と交流した。交流会では折り紙や昔遊びなど、日本の伝統文化を英語で紹介した。