「落花生村」へ課題探る KDDI喜多方視察、新たな魅力創出へ

 
松崎社長(右)に会津落花生の殻のむき方を教わるKDDIの社員

 通信大手KDDI(東京都)の社員10人は12日、喜多方市で会津落花生の栽培加工などを手がけるAPJの畑や加工施設などを視察し、会津落花生の生産や普及に関する課題を探った。

 県がKDDIの社員と県内の事業者を仲介し、県内事業者の新たな魅力創出や地域活性化に向けた取り組みを支援する「ふくしまチャレンジマッチング」事業の一環。

 KDDIの社員10人でつくるチームがAPJに派遣され、2030年までの完成を目指して加工施設周辺にカフェや体験農場などを併設する「あいづピーナッツ村構想」の実現に向けて企画提案する。10月から来年2月まで月に1回ほどオンラインでミーティングを行い、3月までに企画提案書をまとめる。

 この日はAPJの松崎健太郎社長から会津落花生の特徴や生産過程、あいづピーナッツ村構想の計画などについて説明を受けたほか、落花生の殻むき体験も行った。フィールドワークは13日も行われ、APJの工場や販売店舗を視察する。

 参加したKDDIの小林優介さん(27)=大熊町出身=は「震災の負のイメージを変えるきっかけづくりに貢献したい」と意欲を示した。松崎社長は「まずは参加者の皆さんに地域の魅力を存分に感じてもらい、それが構想の案につながるとうれしい」と話した。今月下旬には、KDDIの別の社員10人程度でつくるチームが「ふくしま三大ブランド鶏推進協議会」(福島市)に派遣され、三島町や川俣町の地鶏の生産現場などを視察する。