「次の100年につなぐ議会運営を」 郡山市・佐藤政喜新議長に聞く

 
さとう・まさき 郡山市出身。2007年に初当選し、5期目。議会運営委員長や議長などを歴任した。

 11日に郡山市議会議長に就いた佐藤政喜氏(71)に、抱負や議会運営の方針などを聞いた。

 ―議長就任の抱負を。
 「2007年から2年間議長を務めて培った知識や経験、いろんな人脈をまた生かせる立場に就かせてもらった。来年は市制施行100周年の節目になる。次の100年につなげられる議会運営に取り組みたい」

 ―市議会の課題は。
 「今回の市議選で投票率が35%を切るとは考えもしなかった。関心はあるけど一人一人が投票しても体制に影響はないという思いがあるのかもしれない。選挙権が18歳まで下がったからこそ学生の人たちに『自分の意思表示を政治の中に反映させよう』と、議会や行政側、学校からのアプローチが必要になる」

 ―市勢発展への思いは。
 「時代は人口減少というけれど、あえてそこに挑戦しないのはおかしいと思う。自治体によっては人口が増えているところもあり、郡山市は潜在的なポテンシャルがある。『郡山市をこうしたい』という将来都市像を示して夢を語らなければ、その先には進めない。若い世代が住みたいな、住んで良かったなと思える『郡山』をつくりたい」