県内景況、2期連続で改善 7~9月、製造業が14・6ポイント上昇

 

 福島財務事務所が13日発表した7~9月期の本県の法人企業景気予測調査は、全産業の景況判断指数(BSI)が前期(4~6月期)と比べて0・8ポイント上昇のマイナス0・7となり、2期連続で改善した。

 製造業は14・6ポイント上昇のプラス2・8となり、同じく2期連続の改善。受注の伸び悩みの声がある一方で、自動車向けの受注の増加や価格転嫁の進展が見られ、全体としては上昇に転じた。

 非製造業は3・9ポイント下降のマイナス2・0で、4期ぶりに悪化した。旅行客増加の好影響の一方、仕入れ価格・エネルギー価格の上昇に伴う経費の増加などの声があり、全体としては「下降」超に転じた。
 全産業の先行きは10~12月期に「上昇」超、来年1~3月期に「下降」超に転じる見通し。