女性宅侵入、元相馬市課長が起訴内容認める 福島地裁初公判

 

 顔見知りの女性宅に侵入し、下着を盗んで隠し撮りしたなどとして、住居侵入や盗みなどの罪に問われた福島県南相馬市原町区西町1丁目、元相馬市課長の被告(55)=懲戒免職=の初公判は13日、福島地裁(三浦隆昭裁判官)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は今月末までに被告を追起訴する方針を示した。

 冒頭陳述で検察側は、被告が女性に対して2019年4月ごろから恋愛感情や性的欲求を抱き、昨年9月ごろには尾行するなどして自宅を探し当てたと指摘。また、女性のスケジュールを確認した上で女性宅に複数回侵入していた、とした。次回の公判は10月27日午前11時から。

 起訴状によると、被告は6月、相馬市内の女性宅に不正に入手した鍵を使って侵入し下着を盗んだほか、脱衣所に設置した小型カメラで女性の裸を撮影した、としている。