いわき市、災害ごみ対応苦慮 仮置き場以外130カ所で投棄相次ぐ

記録的な豪雨で甚大な被害を受けた福島県いわき市で、市が開設する仮置き場以外の場所に災害廃棄物が投棄されるケースが相次いでいる。市が13日時点で把握しているのは約130カ所に上り、看板の設置や撤去などの対応に追われている。全ての搬出には数週間程度かかる見通しで、市は「正式な仮置き場に投棄してほしい」と呼びかけている。
市によると、仮置き場以外に災害廃棄物が投棄されているのは内郷地区が9割を占める。JR内郷駅北側の公園や個人宅の前などで、場所や規模はさまざま。このうち内郷二中の敷地には、家具や住宅の壁材などがうず高く積まれている。周辺住民によると、9、10日ごろに車で運び込まれる様子が数多く見られたという。近くに住む40代男性は「近くがごみ置き場のため、勘違いした住民が置いたのではないか」と話す。
市は、8日に被災してから11日に仮置き場を開設するまでの間に情報が錯綜(さくそう)したと分析。普段のごみ置き場や東日本台風の際に仮置き場となった場所などに、週末で片付けをした住民が誤解してごみを置き、それを見た住民の投棄でさらに膨れ上がったとみられる。
市の担当者は「仮置き場をこれ以上早く開設するのは難しかった」と吐露する。東日本台風の際は、被災してから5日後の開設だったが今回は3日後に短縮。処理業者などと協定を結んだ成果だという。周辺の状況や仮置き場の安全性を見極める時間が必要で、さらなる短縮は厳しいという。
今回、仮置き場以外に投棄されたごみは、分別されていないのも問題だ。近くに住む沢村由紀さん(54)は「ごみが乱雑に置かれているので、けがなどにつながらないだろうか」と不安げに話した。
市は各所に投棄をやめるよう呼びかける看板を設置し、内郷二中などには職員を配置した。担当者は「仮置き場に搬入できない場合は回収するので相談してほしい」としている。仮置き場は臨時を含めて4カ所あり、毎日受け付けている。
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