河川や道路16億円被害、農林水産業は6億円 浜通り豪雨

 

 浜通りに大きな被害をもたらした記録的豪雨で、福島県は13日、公共土木施設で16億3700万円、農林水産業で5億9945万円の被害が確認されたと発表した。いずれも調査は継続中で、今後、被害額は増える見込み。また、いわき市内郷内町の道路沿いの側溝で死亡が確認された60代男性について、市は豪雨の犠牲者と認定した。

 公共土木施設の被害額(12日現在)は、県分が11億7500万円(河川9億6600万円、道路2億900万円)、いわき市など市町村分が4億6200万円(河川1億9300万円、道路2億6900万円)。

 農林水産業の被害額(13日午前9時現在)は、農地や農業用施設で計63カ所、4億300万円、林業や治山などでは計168カ所、1億9635万円に上った。水産業では1億円の被害が確認。農作物などの被害額も算定を進めている。