授業再開、笑顔戻る いわきの菊田小、豪雨で校舎浸水

授業を再開させた教室には、児童の笑顔が戻った=13日午前、いわき市山田町・菊田小
校舎1階が浸水し、休校となっていた福島県いわき市山田町の菊田小は13日、授業を再開した。全校児童394人のほぼ全員が登校し、学校には元気な声が響いた。
教職員を中心に保護者、児童、地域住民らが12日まで床の清掃や消毒、校庭に入り込んだ泥の撤去などを行い、再開にこぎ着けた。
浸水した校舎1階の教室では再会を喜ぶ児童の姿があった。
登校した6年の斎藤悠花さん(12)は「学校に来て片付けの手伝いもした。1年生の教室の被害が大きく心配したが、授業を再開できて良かった。今後は防災の授業にも一層積極的に取り組みたい」と話した。
浸水した校庭は、流入した河川の水に含まれる雑菌の影響も考えられることから、砂の入れ替えが終わり次第利用を再開する。
宮小は19日再開
同じく豪雨で被災し、休校しているいわき市内郷宮町の宮小は19日から、内郷二中の空き教室を利用して授業を再開する。宮小の再開で、市内公立小中学校の休校は全て解消される。