福島県外からボランティア 浜通り豪雨、いわきで復旧作業に汗

いわき市内郷地区で家財道具の片付けなどのボランティア活動をするメンバー=17日(中野さん提供)
記録的な豪雨で大きな被害を受けたいわき市では17日も、多くのボランティアが復旧作業に汗を流した。人手が不足する中、県外からもボランティアが集まり、精力的に活動している。
「宮川沿いは軒並み床上浸水していて、自分の身長と同じくらいの所まで水が来たお宅もあった」と話すのは、ボランティアチーム援人(東京都)共同代表の中野宗(はじめ)さん(58)。東京都や神奈川県在住の会員5人と共に駆け付け、16日から同市内郷地区で家財道具の片付けや敷地内の土砂出しに取り組んだ。
援人は東日本大震災を機に設立したグループで、現在の会員は約120人。重機などを使い被災地で専門的な復旧活動を行うNPO法人オープンジャパンと連携して独自に集めた情報を基に活動しているという。
「先週は秋田市で活動したが、いわき市の被害が大きいと聞いて来た」という中野さん。「家族や親戚だけの少人数で片付けをしているお宅が多い。まだまだこれからだと感じた」といい、10月以降もボランティアに入る予定だ。
連休初日は85人
災害ボランティアセンターを運営するいわき市社会福祉協議会は13日から、県外からのボランティアを受け付けている。同社協によると、3連休初日の16日は491人がボランティアとして活動し、そのうち85人が県外からだった。
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