熱演!柳橋歌舞伎 郡山で定期公演、8年ぶりの演目などを披露

 
来場者を魅了した柳橋歌舞伎=17日午後、郡山市

 郡山市で農村歌舞伎を継承する柳橋歌舞伎保存会は17日、同市中田町の柳橋歌舞伎伝承館で定期公演を開き、出演者が熱演を繰り広げた。

 同保存会の主催、福島民友新聞社などの後援。保存会のメンバーが8年ぶりとなる演目「菅原伝授手習鑑 寺子屋の場」、中田公民館講座生が「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」を披露した。

 地元の御舘中の生徒15人は、源義経が兄頼朝との不和で都を落ち、大物ケ浦に向かう途中の物語「義経千本桜 伏見稲荷鳥居前の場」で堂々とした演技を繰り広げた。

 柳橋歌舞伎は江戸時代の1820年に奉納されたのが始まりとされる同市指定重要無形民俗文化財。2005年に「みんゆう県民大賞」芸術文化賞を受賞した。