横断歩道で一時停止...過去最高60% 福島県、浸透進むも順位下げ

日本自動車連盟(JAF)福島支部は24日、信号機のない横断歩道で車が一時停止する割合に関する県内での調査結果を発表した。今年は過去最高の60・8%(前年比5・5ポイント増)で全国平均45・1%を約15ポイント上回った。順位は昨年の全国9位から一つ下げ10位。県警は「停止割合は年々向上しているが、4割が停止していない状況」とし、歩行者保護に向けて広報啓発や取り締まりに取り組む。
調査は、8月9日~9月20日のうち月~金曜日の平日午前10時~午後4時に県内2カ所でJAF職員が横断歩行者を務めて行われた。場所は非公表。
県内と全国の一時停止率の推移は【表】の通り。県内は2018年の3・5%から大きく数字を伸ばしている。全国では長野県が84・4%でトップ、76・4%の石川県、74・8%の栃木県と続いた。
停止する割合が高くなる中で、県警のまとめによると、今年の横断歩道横断中の交通事故は23日現在、発生件数が99件(前年同期比11件減)、死者1人(同3人減)、傷者数100人(同9人減)と減少傾向。県警は「運転手の意識が高まっていることも一因」と分析した上で「年末にかけ、日没も早くなる。ドライバーは歩行者がいないか確認し、速度を落として走ることが大切」と注意を呼びかけた。
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