郡山市、危険な交差点193カ所工事完了 親子4人死亡事故受け

 

 郡山市大平町の市道交差点で1月、車2台が衝突し、軽乗用車が炎上して親子4人が死亡した事故を受け、市は25日、安全対策が必要と判断した危険な交差点238カ所のうち、市管轄の193カ所の工事が完了したと発表した。

 品川萬里市長が25日の記者会見で発表した。193カ所の安全対策の内訳は、区画線や路面標示を新たに引いたり、引き直したりした場所が108カ所、交差点内のカラー舗装の整備が45カ所、カーブミラーの設置が40カ所で、5日に現場の作業を終えた。

 市によると、残り45カ所は県公安委員会による停止線の補修などが必要で、このうち22カ所は完了済みという。残りは本年度中に対策を終える予定。

 品川市長は「総点検の対策は完了したが今後交通量の変化もある。地元町内会や市民からの要望あるいは注意喚起をもらいながら、警察と連携して万全を期していく」と述べた。