「伊達橋」橋桁を軽量化 整備概要、橋台改修や既存橋脚も補強

新しい伊達橋のイメージ図(福島河川国道事務所提供)
本県沖を震源とする昨年3月の地震で被災し、全面で通行止めが続いている国道399号伊達橋(伊達市)を巡り、福島河川国道事務所は25日、新たに整備する伊達橋の概要を発表した。地震発生時に橋脚や橋台にかかる負担を軽減するため、橋桁の軽量化を図るほか、新たな橋桁の設置に伴い、橋台の改修や既存の橋脚の補強工事も行う。延長は290メートル、幅員は現在より1メートル広い8メートルとする。
伊達橋の復旧について、橋桁などの上部工は架け替え、橋脚など下部工は補強とする復旧方針が決まっている。
復旧は国の権限代行で行われており、橋桁を架け替える上部工の入札が来年1~3月の予定で、工期が約24カ月と設定されていることから、再開通の時期は2026年以降になるとみられている。
仮橋通行、29日午前11時から
福島河川国道事務所は25日、設置を進めていた伊達橋の仮橋の通行を29日午前11時から始めると発表した。
伊達橋の復旧は、国の権限代行で進められている。仮橋は伊達橋と伊達橋歩道橋の間に架けられ、全長は301メートル。幅員は7.5メートルで車両の対面通行が可能となる。
通行止めにより、車両が回り道を余儀なくされ、生活や社会経済活動に大きな影響が出ていた。
29日午前11時からの通行を希望する場合には、ヨークベニマル伊達店か北福島医療センターのいずれかの駐車場で待機する必要がある。
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