いわきで10代少女にみだらな行為疑い 52歳・県立高教頭を逮捕
18歳未満の少女にみだらな行為をしたとして、いわき中央署は26日午前7時10分、県青少年健全育成条例違反の疑いで、南相馬市原町区下太田字川内迫、相馬総合高新地校舎教頭の男(52)を逮捕した。
逮捕容疑は8月30日、いわき市内で18歳に満たないと知りながら、県内の10代少女にみだらな行為をした疑い。同署は、少女との関係性や事件発覚の経緯などについて「被害者保護のため」として明らかにしていない。
県教委によると、男は事件当日、夏季休暇中だった。今月19日以降は、自己都合で有給休暇を取得して出勤していなかった。男は本年度から昇任して教頭となり、今年4月から新地校舎で勤務していた。勤務態度などに特に問題はなかったという。
事件を受け、同校は26日、全校集会を開き、生徒に事件の概要を説明したという。27日には臨時の保護者会を開く予定。
本年度、教員3人目の逮捕
今回の逮捕を受け、本年度に入ってから逮捕された県内の教員は3人となった。県庁で26日、記者会見した平沢洋介教育次長は「綱紀粛正の指導を重ねてきたが、このような事態を招いたことは痛恨の極み。県民の信頼を裏切る結果となった」と謝罪した。
相次ぐ不祥事を受け、県教委は再発防止策を強化する方針だ。県立学校長や教育事務所長らを集めた臨時会合を開いたり、平沢次長が各方部の校長会に出向いたりして、直接指導する。
今年9月、電車内で痴漢行為をしたとして県内の教員が逮捕された際、校長と職員の面談機会を設けるなどの指導徹底を各校に通知。今回逮捕された教頭も今月5日に校長と面談し、不祥事根絶に向け前向きな意思を示していたというが、事件が明らかになった。
平沢次長は「今後、事実関係を調査し、厳正に対処していく。本県の教育に対する信頼回復に努める」と述べた。記者会見には箱崎兼一高校教育課長も同席した。
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