福島市「カラス撃退作戦」6日始動 駅周辺、音声装置など活用
福島市は31日、中心市街地にふん被害をもたらすカラス対策に官民連携で取り組むと発表した。JR福島駅周辺の商店会や大学、企業に協力を要請し、音声再生装置などを活用してカラスを中心部から追い払う。6日にキックオフイベントを開き、対策強化をアピールする。
今月~来年3月に越冬のため同市に飛来するミヤマガラスと、ごみ集積所を荒らす在来種のハシブトガラスとハシボソガラスへの対策を強化する。
ミヤマガラスに対しては危険な場所だと誤認させる音声再生装置を駅周辺などに10台配置し、商店会や大学などに使ってもらう。市は光や特殊な波動を出す装置で追い払うほか、国や県と連携して樹木の枝払いやふんで汚れた道路の清掃なども行う。
在来種のカラスに対しては、今月~来年1月にボックス型の特殊なネットを3町内会のごみ集積所に設置し、カラスに荒らされないか検証する。
カラスによるふん被害を巡っては、福島駅前に立地する福島学院大などが景観悪化につながるとして市に対策を要望していた。
定例記者会見で発表した木幡浩市長は「カラスが飛来するシーズンに合わせて対策を強化する。全国を挙げた対策が必要であり、国に働きかけていきたい」と語った。
キックオフイベントの開催時間は午後3時~同6時。こむこむでカラス対策の専門家である宇都宮大の塚原直樹特任助教によるセミナーを開くほか、まちなか広場で音声再生装置の実演などが行われる。
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