ハワイ山火事「哀悼の意」 内堀知事、災害復興基金に100万円

 
ルーク副知事(中央)らに8月に発生したマウイ島の山火事被害を見舞う内堀知事(左)

 【米ハワイ州ホノルル=報道部・矢島琢也】内堀雅雄知事は10月30日(日本時間31日)、ホノルル市のハワイ州政府庁舎でシルビア・ルーク副知事と面会し、8月にマウイ島で発生した山火事被害を見舞うとともに、本県が復興に向けて前進を続けている状況を伝えた。

 内堀知事は「大規模災害で多くの人が命を失ったことに哀悼の意を表する」と述べた上で、これまでの復興支援に感謝した。

 ルーク副知事は「これからも関係を継続し、貿易や友好関係の構築を進めたい」と交流を強化する考えを示した。

 県はマウイ島の山火事災害からの復興に役立ててもらおうと、ハワイの地域活性化など行うハワイコミュニティ財団が設立した「マウイストロング基金」に100万円を贈った。

 「県人会と絆強める」

 内堀知事は31日、米ハワイ州ホノルルで予定されていた全日程を終えて帰国した。福島民友新聞社などの取材に「県人会と福島との絆をより強めていく取り組みを続けたい」と訪問を振り返り、今後も在外県人会との関わりを強化する考えを示した。