処理水3回目放出を開始、20日完了へ 4回目も準備
東京電力は2日午前10時21分、福島第1原発からの3回目となる処理水の海洋放出を始めた。放出予定の処理水に含まれる放射性物質トリチウム濃度は基準を満たしており、東電は過去2回と同様、約7800トンを放出する。20日の完了を見込んでいる。2日夕現在、放出に関するトラブルは確認されていない。
東電によると、10月31日に処理水約1トンを約1200トンの海水で薄めた結果、想定通りのトリチウム濃度になっていることを確認。2日の気象、海象条件を踏まえ、放出を開始した。
東電は初回の放出開始後、原発から半径3キロ圏内の10地点で海水を採取しトリチウム濃度の分析を行っているが、いずれも放出停止を判断する基準(1リットル当たり700ベクレル)を大きく下回っている。東電は本年度、約3万1200トンの処理水を4回に分けて放出する。
6日にも準備
東電は、4回目の放出に向けた準備を早ければ6日にも始めるとも発表した。
敷地内のタンクに保管されている計7800トンの処理水を、放出前の処理水に含まれる放射性物質が基準を満たしているかどうかを確かめる「測定・確認用タンク」へ移送する。
3群ある測定・確認用タンクのうち、初回の放出に使い、現在は空になっているタンク群へと仮設のホースやポンプなどを使って約2カ月かけて運ぶという。
- 郡女大付高、高校の部小編成で銅賞 全国マーチングバンド
- 郡山七中が金賞、一般の部は季の音 県声楽アンサンブル
- 【速報】大麻譲り受け疑い、俳優の村杉蝉之介容疑者を逮捕 福島署
- 河野広中と福島県議会の歴史解説 12日から企画展、公文書展示
- 飯舘に商業施設、25年開業目指す 生鮮食品や薬品扱う店舗誘致へ
- 平愛梨さんが本宮で防犯広報 一日警察署長に「身が引き締まる」
- レトロな町並み...着物姿で散策楽しむ 飯坂温泉でモニターツアー
- 【速報】相沢晃(学石高卒)は3位 日本陸上1万メートル
- 命つなぐ...レモネード 高校生活動、売り上げで小児がん患者支援
- 生きのいい「請戸もの」うまいぞ 浪江で魚市、開場前から行列