福島県GAPの認証125件 22年11月以降、新規と更新合わせ

 

 農産物の安全性や品質にお墨付きを与えるGAP(ギャップ、農業生産工程管理)の本県版認証「ふくしま県GAP(FGAP)」で、昨年11月~今年9月の認証件数は新規、更新を合わせて125件だった。県が2日に郡山市で開いた認証制度の透明性などを確保するための公平性委員会で示した。

 議事では、県側が昨年12月に導入した国際基準「FGAP2022」の内容や対象農林産物のほか、2025年3月末に従来基準「FGAP2017」を廃止し、国際基準に一本化することなどを報告した。県によると、国際基準の認証件数は125件のうち28件という。

 委員ら約10人が出席。委員長に福島大食農学類の原田英美教授を選任した。原田教授は「委員会が役割を果たし、適切に運営されることが県産農産物全体の信頼確保につながることを理解し、慎重な審議をお願いしたい」とあいさつした。任期は24年10月まで。