小鳥の森開園40周年 福島で記念式典、市長「森の大切さ考えて」

カメラを手に生物を探す参加者ら
今年で開園40周年を迎えた福島市小鳥の森は3日、現地で記念式典を行い、出席者が節目を祝った。
木幡浩市長が「小鳥の森は市の豊かな財産の一つ。改めて森の大切さを考え、福島の森を守っていってほしい」、実行委員会長の菊池壮蔵福島大名誉教授が「全国で初めて自治体が主導してつくった『生き物の聖域』。森を守ることは人間の生活にも重要」とそれぞれあいさつした。
小鳥の森で活動している子どもたちが木幡市長と菊池氏にイロハモミジなど植樹用苗木を手渡し、橋本心希(みき)さん(杉妻小6年)が「大切に育ててほしい」と述べた。
日本野鳥の会の遠藤孝一理事長が祝辞を述べたほか、福島キヤノンが双眼鏡を寄贈した。
式後には、記念イベントとしてバードウオッチングや巣箱作りなどが行われた。福島キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンによる森歩きでは、参加者が貸し出されたカメラを手に、小鳥の森にすむ生物の撮影を楽しんだ。
小鳥の森は1983年11月に開園した。阿武隈川に面する丘に位置する約52ヘクタールの里山で多くの動植物が生息する。
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