馬と触れ合い、効果探る 南相馬で実験、共生実現へデータ収集

馬と触れ合う参加者(右)
NPO法人地域活性化推進機構(東京都)と福島大、東京情報デザイン専門職大(東京都)は4日、福島県南相馬市で馬との触れ合い効果を検証する実験を行い、人間と馬の共生社会の実現に向け、人馬双方のデータを収集した。
引退後の競走馬の活用促進と、触れ合いによる人間のストレス緩和効果の検証を目的に実施。実験には市民ら4人が参加し、元競走馬で同市の牧場で飼育されている牡馬(ぼば)と触れ合い、心拍数や唾液中のホルモン分泌量などの変化を調べた。馬には同様の調査に加え、触れ合い中の首や尻尾などの動きの観察を行った。
実験では、参加者が馬へのあいさつとして、手の甲の匂いを嗅がせた後、馬の体をなでたり、ブラシを使って毛をとかしたりした。一緒に牧場内を歩いたほか、餌をあげるなどして20分ほど触れ合った。
同法人の杉谷和弘さんは「触れ合いが人と馬の双方にとってウィンウィンの関係であることが実証されるといい。引退後の競走馬が社会に貢献する将来像を作りたい」と話した。
実験は5日も行われ、本年度中に結果が発表される予定。
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