踏切内でつえつき転倒か、列車にはねられ34歳死亡 福島・東北線

 
男性が死亡した現場を調べる関係者=5日午前10時40分ごろ、福島市郷野目

 5日午前9時10分ごろ、福島市郷野目字師々田のJR東北線宮ノ脇踏切で、同市郷野目字上、職業不詳の男性(34)が黒磯発仙台行きの貨物列車にはねられた。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。貨物列車の運転にけがはなかった。

 福島署によると、付近の防犯カメラの映像を解析した結果、男性はつえをついて踏切内に入り、何かにつまずくようにして転倒した。

 貨物列車の運転士は倒れていた男性を発見しブレーキをかけたが、間に合わなかったという。

 JR東日本によると、事故の影響で東北線福島―松川間の上下線に2本の運休と下り1本に40分の遅れが出た。約600人に影響した。

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