特養傷害致死で被害女性の親族提訴 小野、施設と被告に賠償求め

 

 小野町の特別養護老人ホーム「つつじの里」で昨年10月、入所していた須賀川市の女性=当時(94)=が死亡した事件で、被害女性の親族4人が、傷害致死の罪に問われている小野町和名田字下落合、介護福祉士の男(42)と同施設を運営するかがやき福祉会に計約4975万円の損害賠償を求めて地裁郡山支部に訴えを起こしていたことが6日、分かった。提訴は5月22日付。

 訴状によると、当時同施設の職員であった男は女性の腹や胸に暴行を加え、出血性ショックにより死亡させたとしている。

 原告4人は、事件によって生じた女性の死亡慰謝料や葬儀費用、原告4人への慰謝料などを求めている。

 同福祉会は福島民友新聞社の取材に「担当者不在のためコメントできない」としている。