全日制特色枠22.1% 福島県立高入試・前期選抜、2年連続上昇
県教委は6日、来春の県立高校入試のうち、前期選抜の特色選抜の募集定員枠を発表した。全日制の特色選抜枠は定員の22.1%(前年度比0.5ポイント上昇)で、2年連続で上昇した。
全日制は全68校計145学科・コースで特色選抜を実施する。定員1万1880人のうち、特色選抜枠は2630人だった。
10校が特色選抜の枠を変更。このうち福島西、郡山商、あさか開成、須賀川桐陽、船引、平商、勿来工、小高産業技術の8校は前年度より特色選抜の枠を3~15ポイントそれぞれ引き上げた。目的意識を持つ生徒を増やす趣旨とみられる。一方、昨年度の志願者数が募集定員枠に届かなかった会津、喜多方の2校はそれぞれ5~10ポイント引き下げた。
特色選抜の募集定員は5~50%の範囲で各校が設定する。学校や学科の特性に応じて50%超に設定することもでき、田村のスポーツ科は80%を据え置いた。
新型コロナウイルス感染症による制限の緩和を受け、部活動の大会実績や資格取得などを出願要件にできるよう戻す。また、公立中学校の部活動の地域移行に伴い、地域クラブなどの活動も評価する。
学力検査と面接は24年3月5~7日
出願受け付けは来年2月5~8日、出願先変更は同9~14日、学力検査と面接は3月5~7日に行われる。合格発表は同14日。
定時制は12.7%
定時制は6校計8学科・コースで特色選抜を実施する。定員440人のうち、特色選抜の募集枠は56人とした。応募実績などが考慮され、定員に占める割合は12.7%で前年度から4.1ポイント低下した。
地元などの中学校の生徒を対象とした連携型選抜の募集枠は南会津が40%、白河実の機械、電子の各科とふたば未来、相馬総合は30%に設定した。
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