80代女性、なりすまし155万円被害 医師名乗る男らから電話

 

 8日午前、福島県福島市の80代女性から「詐欺被害に遭ったようだ」と福島北署に通報があった。女性は息子の上司の息子を名乗る男に現金155万円を渡しており、同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。

 同署によると、7日午前9時半ごろ、医師を名乗る男から女性に「息子さんの喉に出血があり、麻酔をしている」と電話があった。その後、息子を名乗る男から「財布、携帯電話をなくしたので会社に支払うお金を立て替えてほしい。窓口では怪しまれるからATMで下ろしてくれ」などと電話があった。

 話を信じた女性はATMで何度かに分けてお金を下ろすなどで準備し、自宅を訪ねてきた息子の上司の息子を名乗る男に現金を手渡した。その後、息子が帰宅したため詐欺に気付いたという。