80代入所者に暴行した疑い、老人ホーム元職員の男逮捕

 

 会津美里町の老人ホームで入所者の足を蹴るなどしたとして、会津若松署は9日午前7時40分ごろ、暴行の疑いで会津美里町雀林字一番山下、元同施設介護職員の無職の男(40)を逮捕した。

 逮捕容疑は同施設職員だった5日午前2時ごろ~同5時ごろの間、入所者の80代女性の足を蹴るなどの暴行を加えた疑い。同署によると、男は容疑を認めているという。

 同署や同施設によると、7日午後、施設の関係者から同署美里分庁舎に「元職員が利用者に暴行した」と届け出があり、発覚した。男は5日に懲戒解雇された。女性は命に別条はないという。同署は動機や当時の詳しい状況などを調べている。

 同施設の担当者は福島民友新聞社の取材に「捜査などに全面協力する。職員の指導、再発防止を徹底する」とコメントした。