女性宅に侵入し盗みや盗撮...元相馬市課長に有罪判決

 

 顔見知りの女性宅に侵入し、下着を盗んで隠し撮りをしたなどとして、住居侵入や盗みなどの罪に問われた南相馬市原町区西町、元相馬市課長の被告の男(55)=懲戒免職=の判決公判は9日、福島地裁で開かれ、三浦隆昭裁判官は懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。

 判決理由で三浦裁判官は、被害者の不在を確認した上で盗みや盗撮を行った計画性や悪質性を指摘し「最も安全な住居に侵入された被害者の苦痛は大きい」と断じた。一方、被告が懲戒免職など一定の社会的制裁を受けた点などから執行猶予とした。

 判決によると、被告は6月、相馬市の女性宅に不正に入手した鍵を使って侵入し、下着を盗んだほか、脱衣所に設置した小型カメラで女性の裸を撮影した。