「紺碧の空」や「我ぞ覇者」...早慶戦前に古関楽曲で応援合戦

 
迫力ある応援合戦を繰り広げた早稲田大と慶応大の学生=福島市・ふくしん夢の音楽堂

 早稲田大応援部と慶応大応援指導部の部員は9日、福島市のふくしん夢の音楽堂で「応援合戦」を繰り広げた。同市出身の作曲家、古関裕而の野球殿堂入りを記念し、古関の母校である福島商高の芸術鑑賞教室として企画された。部員たちは古関の曲に合わせ、迫力ある応援で会場を沸かせた。

 古関が手がけた早稲田大の「紺碧の空」や慶応大の「我ぞ覇者」などの応援歌が披露された。部員と一緒に声を出したり、手拍子をしたりして楽しんだ生徒たち。千葉陽葵(ひなた)さん(18)は「おなかから声を出していてとても迫力があった。チアリーダーも切れのある動きで格好良かった」と話した。

 26日には、古関の野球殿堂入りを記念し、同市のあづま球場で早慶戦が行われる。現役選手と社会人チームで活躍する卒業生の混同チームが戦う。