ゼビオHD増収も減益 設備投資や電子商取引関連コスト増

 

 ゼビオホールディングス(HD)が10日発表した2023年9月中間連結決算は、売上高が1200億5200万円(前年同期比1・7%増)、経常利益が36億6900万円(同26・8%減)、純利益が20億2100万円(同35・7%減)の増収減益だった。

 部活動やスポーツイベントの正常化で一般競技スポーツ・シューズ部門の売り上げが伸びたが限定的で、設備投資や人件費、電子商取引(EC)関連コストなどが増加したため減益につながった。中間配当は1株当たり15円。

 25店を出店、20店を閉店し、グループ総店舗は888店となった。

 業績予想を下方修正

 ゼビオHDは、24年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高を従来の2598億9100万円から2451億7100万円、経常利益を95億3500万円から77億9200万円、純利益を56億4300万円から34億4500万円にそれぞれ引き下げた。販売管理費の継続的な増加が見込まれるためなどとしている。