空自給食に「常磐もの」 大滝根山分屯基地

 
常磐ものの刺し身などを味わう隊員

 川内村と田村市にまたがる航空自衛隊大滝根山分屯基地は10日、基地給食にカツオやブリ、イカの県産海産物を使ったメニューを提供し、隊員が"常磐もの"の刺し身とあら汁に舌鼓を打った。

 政府の国産海産物の消費促進に伴い、県産品を応援しようと企画した。毎日3食の基地給食でも刺し身の提供は珍しく、調理訓練の一環として給養係の隊員が市場で食材調達し、下処理と調理をした。

 昼食に約80食が用意された。隊員は「すごくおいしい」「もう幸せ」と絶賛。車田秀一司令は「おいしい常磐ものを使った栄養たっぷりの食事は勤務の活力になる。隊員の喜ぶ顔も見られて満足した」と話した。