夢が広がる気持ち込め...来年の干支「辰」の縁起物作り

 
来年の干支にちなんだ縁起物作りが最盛期を迎えた作業場=郡山市・デコ屋敷本家大黒屋

 郡山市西田町の高柴デコ屋敷で、来年の干支(えと)の辰(たつ)にちなんだ縁起物作りが最盛期を迎えている。

 創業300年余りのデコ屋敷本家大黒屋では、21代目の橋本彰一さん(48)らが昔ながらの製法を守り、手作業で仕上げている。和紙の上に白い胡粉(ごふん)が塗られた張り子を色付けし、伝統の技で表情豊かな張り子を生み出している。

 橋本さんは「架空の動物なので、夢が広がる気持ちを込め制作しています」と話した。作業は来年1月いっぱい続けられる。