大熊で災害公営住宅1棟が全焼 64歳死亡、焼け跡から見つかる

 
消火活動に当たる消防隊員ら=12日午後9時10分、大熊町大川原

 12日午後8時35分ごろ、大熊町大川原字南平、無職の男性(64)方から出火、木造平屋の災害公営住宅1棟約70平方メートルを全焼した。

 双葉署によると、焼け跡からは男性の遺体が見つかった。

 同署によると、男性は1人暮らし。火元は室内とみられる。「窓から火が見える」と付近の男性から119番通報を受けた。同署などは出火原因などを調べている。

 現場は町役場から東に約400メートル地点。周辺は避難先から町内に帰還した町民が暮らす災害公営住宅が立ち並ぶ。