会津は冬支度 「御薬園」で雪吊り作業、円すい状の縄美しく

 
本格的な冬を前に御薬園で始まった雪吊り作業=14日午前、会津若松市

 会津若松市の国指定名勝・会津松平氏庭園「御薬園」で14日、庭木を雪から守る「雪吊(つ)り」の作業が始まった。本格的な冬を迎える準備として会津の季節の風物詩になっており、居合わせた観光客らが興味深げに作業の様子を見守った。

 雪吊りは、雪の重みで枝が折れることを防ぐために行われるが、支柱から円すい状に縄を張った様子が美しく、鑑賞目的としても好まれる。御薬園ではゴヨウマツやハイビャクシンなど庭園内の33本の樹木に雪吊りを施す予定。

 作業は庭園を管理する会津若松観光ビューローの職員らが行い、低木の雪囲いを含めて今月いっぱい続くという。