猪狩さんら4人に最優秀賞 みんゆう新聞感想文コンクール
第14回みんゆう新聞感想文コンクールの入賞者が決まった。最優秀賞に小学3・4年生の部で猪狩希和子(まおこ)さん(郡山ザベリオ学園4年)、同5・6年生の部で渡辺結菜(ゆうな)さん(城北5年)、中学生の部で八巻美海(うみ)さん(北信2年)、高校生の部で武藤花音(かのん)さん(福島商2年)の作品が選ばれた。
福島民友新聞社の主催、福島民友会の共催。学習指導要領の改定に伴い、小中学校の授業で新聞が活用される中、新聞記事の感想を書くことで読解力を養い、広い視野を持ってもらおうと行っている。
県内の小学校29校、中学校38校、高校3校から計1238点の応募があった。余目小(福島市)の花輪忠康校長が審査長を務めた。学校賞は平野小(福島市)、郡山ザベリオ学園中(郡山市)、福島商高(福島市)だった。表彰式は25日に福島市の福島民友新聞社で行われる。
記事がつなぐ私と社会
第14回みんゆう新聞感想文コンクールの最優秀賞に選ばれた児童生徒は、新聞記事を読み、環境問題や社会的な課題について感じた思いや解決策などを記した。
小学3、4年生の部最優秀賞の猪狩希和子(まおこ)さん(郡山ザベリオ学園4年)は、マイクロプラスチック問題を取り上げた。海や森の動物が犠牲になっていることを知り、便利なプラスチックは生活からなくすことはできず、分別やごみの行方を考えて生活することが重要だと提案した。
小学5、6年生の部最優秀賞の渡辺結菜(ゆうな)さん(城北5年)は、オレンジの産地がハリケーンや大雨で収穫量が減ったことを知った。好きなオレンジジュースが売っておらず気象災害が世界に影響を与えることに驚き、気候変動への対策に全世界で取り組まなければならないと呼びかけた。
中学生の部最優秀賞の八巻美海(うみ)さん(北信2年)は、男性の育休取得をテーマにした。制度を歓迎する一方、男性の育児は育休取得以前の問題だとし、子育てを学ぶ場の設置や多様な働き方などが必要だと指摘。常識を覆し、誰もが住みやすい社会を皆で一緒につくっていこうと訴えた。
高校生の部最優秀賞の武藤花音(かのん)さん(福島商2年)は、子どもの虐待に関する記事を読んだ。保育士の母との会話から、どれだけ悩みを打ち明けられるかが大切だと感じた。その上で虐待を減らすため政府に対し、子どもと関わる全ての人の心の余裕をつくる仕組みづくりを求めた。
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