全国初、介護職員を派遣 能登半島地震、福島県社会福祉事業団

 
出発式で同僚職員の見送りを受ける介護福祉士ら=15日午前、西郷村

 能登半島地震を受け、県社会福祉事業団は15日、石川県の特別養護老人ホームなどに介護福祉士ら職員4人を派遣した。国からの要請を受けて、介護職員を社会福祉施設に派遣するのは全国で初めて。派遣職員は現地で入所者への介護サービスの提供や、避難者の受け入れなどを支援する。

 被災による疲弊などにより、現地では介護職員が不足しており、国が各都道府県に職員の派遣を要請していた。同事業団は要請に応え、介護福祉士2人と介護支援専門員1人、理学療法士1人の4人を派遣した。

 4人は21日まで、石川県能登町の特別養護老人ホームや同県穴水町の介護医療院で業務に当たる。出発式は15日、西郷村の同事業団で行われ、関谷勝浩常務理事が「心に寄り添った支援を期待する」と激励した。介護支援専門員として派遣される佐藤智さんは「一人でも多くの人の助けになって、支えになれば」と話した。

 医師や看護師、薬剤師も出発

 県医師会と県薬剤師会は15日、医師や看護師、薬剤師をそれぞれ被災地に派遣した。

 県医師会は、日本医師会の災害医療チーム(JMAT)の第1陣として医療支援に当たる医師1人、看護師2人、薬剤師1人の4人が出発、18日まで活動する。派遣されたのは国見町の公立藤田総合病院のJMATチームで、医師の宇之沢和貴さんら4人は、石川県七尾市の公立能登総合病院を拠点に活動する。

 県薬剤師会は薬剤師3人を現地に派遣した。日本薬剤師会からの要請に基づく対応で、19日まで避難所で薬の指導や調剤などを支援する。19日以降の対応についても今後調整する。